求職中の人々

モニター一覧を凝視する正社員は平常心を保ち務める

部屋一面にモニターが並べられている空間では、そこに映し出された映像の一覧を凝視する正社員が座っています。業務時間の大半は大きく体を動かすことは皆無に等しいですが、心を乱さないように注意することが求められます。モニターの一覧には、見逃してはならない変化が生じる可能性があるからです。
大規模な無人スペースは、いたるところに警備員を配置するわけにはいきません。人件費が膨れ上がりますし、採用側の事務手続きが煩雑になるからです。その一方で、正社員のうち数人にモニターの一覧を凝視させることができれば両者の問題が解決します。モニターの一覧には、施設内に設置された複数のカメラが捉えた映像がリアルタイムに映し出されます。それを集中しながら凝視することによって、何か異変があれば対策を立てることができるというわけです。
モニターを見つめるだけの作業なので、正社員でなくても務まるなどという意見があることは事実です。しかしながら、平常心を保ち続けるためには正社員でなければ不都合と言えます。正社員には福利厚生や報酬などの手厚いサポート体制が用意されているので、非正規従業員よりも平常心を保ちながら業務に臨みやすいからです。安定的な生活が保証されているからこそ、施設の安全管理に努める気持ちが強くなります。その分だけ高い能力が求められるので、正社員になる前には精神力の強さを確かめる試験が実施されます。ここで適正が認められれば、モニターを確認し続ける作業を任せてもらえます。責任感がある非正規従業員も中には存在しますが、彼らは少しでも生活が苦しくなると心が揺らぎやすいです。モニターを凝視するために必要な平常心を正社員に求めていれば、高い確率で業務を完遂してくれるというわけです。